【クラスに1人】「ADHD」を正しく理解するために知っておきたい「6つのコト」

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クラスに1人いると言われている。
理解されにくい「ADHD」とは?

あなたや周囲にこんな特徴のある人がいないだろうか?
集中力が続かない、気が散りやすい、忘れっぽい。
じっとしていることが苦手で落ち着きがない・・・。

もし、周囲の人たちよりも、このような特徴が極めて強い人は「ADHD」なのかもしれない。
日本語では「注意欠如・多動性障害」と表現する。

文部科学省による全国実態調査では、「ADHD」を疑われる子どもは40人に1人とされている。
大人に至っては、日本ではデータがほとんどない状態で、原因はよく分かっておらず、誤診も多いという。
この動画は、「ADHD」の症状を分かりやすく説明したアニメーションだ。

「ADHD」の人たちは周囲から誤解を受けやすい。
そして、理解のない人と接することが一番つらいことなのだ。
そんな時、彼らはミスをすることを過度に恐れたり、嫌われるのではないかと内心ビクビクしてしまう。
また、一見すると「怠け者」や「やる気のない人」のように思われることも多く、周囲の反感を買うことも多い。

これでは周囲の人も彼ら自身も、疲れてしまうのは当然だろう。
もし、あなたの大切な人が「ADHD」だったら、やっていけないのは以下のようなコトだ。

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ADHDの人にやってはいけないコト

1.行動を否定してはいけない

その人がやることを受け入れてあげよう。

2.上から目線になってはいけない

しっかりと目線を同じにして話そう。

3.感情的に接してはいけない

その時の感情で言葉を発してはいけない。

4.コントロールしようとしてはいけない

何かを無理強いさせるということは絶対にしてはいけない。

5.決めつけてはいけない

この人はこうだから・・・。とステレオタイプ的に決めつけてはいけない。

6.助けることを、恐れてはいけない

基本的に根気と広い心を持つことが必要だ。
そして、彼らに敬意を持って接することが大切である。
また、必要以上に心配しすぎないようにも心掛けるといいだろう。

「ADHD」の人はのび太とジャイアン!?

3119307674_a4874c91b9_bphoto by meliha tunckanat on Flickr

自らも当事者である医学博士の司馬理英子さんは、「ADHD」を「のび太・ジャイアン症候群」と呼んでいる。
これは藤子・F・不二雄の漫画作品『ドラえもん』の登場人物、野比のび太とジャイアン(剛田武)の2人に由来したもの。

思案で自信がなく自己主張できないタイプを「のび太型」、短気で怒りっぽくて乱暴なタイプを「ジャイアン型」としている。

「のび太型」は、授業中に先生の話を集中して聞けなかったり、宿題や課題を先送りにしたり、おつかいの途中でも友達に会ったりすると忘れてついていってしまったり・・・。

「ジャイアン型」は、褒められると過剰に調子にのったり、少しでも否定されると激しく怒ったり。
我慢ができず、時に乱暴な行為をしてしまったりもする。

天才的なひらめきも!

どちらのタイプも、純粋無垢で優しく好奇心が強い人が多い。
たまに天才的なひらめきを見せたり、得意な分野では驚異的な能力を発揮したりもするのだ。
エジソンや坂本龍馬といった歴史の偉人たちも「ADHD」だったのではないかとも言われている。

あなたのまわりにもいたら、記事で紹介した「やってはいけないこと」を理解した上で、接し方を考えて欲しい。

Reference:#1 小児期「ADHDの正しい理解のために」 on youtube
Reference:If You Love Someone Who Has ADHD, Don’t Do These 20 Things on Lifehack
TABILABOより引用